■第40回ウィークエンドコンサート in 田園都市
■Weekend Concert in 田園都市 第40回記念演奏会 開催のご案内
■第61回中世音楽合唱団演奏会
■4月25日に近江楽堂で発表会を行いました。
■エスペリオンの演奏会 クラクフ & 南イタリア旅行記 4月19日
■2月11日 オルティス著『変奏論』邦訳出版記念コンサート
■みなさま、明けましておめでとうございます!
■オルティス『変奏論』完成
■12月27日の演奏会より
■お久しぶりです。梅雨も明け・・・。
■もう年度末!
■みなさま、あけましておめでとうございます!
■釜山演奏旅行
■夏の最後のコンサート
■2つの夏期講習会
■リサイタルを終えて
■もうすぐリサイタル
■第36回ウィークエンドコンサートin田園都市
■ジュネーヴ エスペリオンXXI
■桜の京都
■発表会
■ハウスゾンネンシャイン
■レコードアカデミー賞授賞式
■明けましておめでとうございます。
■2007年最後のコンサート
■スタジオ・エルミタージュ・クリスマス・コンサート
■2007年レコードアカデミー賞受賞 マレ4集 「万華鏡」
■アンリュウリコーダーフェスティヴァル
■駿府のまち音楽祭
■姫路での演奏会
■結婚30周年、シチリア島10日間一周の旅
■演奏旅行 ナルボンヌ
■エスペリオンXXI フランシスコ・ザヴィエル生誕500年記念コンサート
■つくば、アンサンブル合宿
■韓国、春川古楽フェスティヴァル
■念願のホームぺージ!
毎年12月のスタジオ・エルミタージュ・クリスマス・コンサートが9日に行われ、今年もたくさんのお客様に来て下さいました。昨年はチェンバロの平井美帆さんが共演して下さいましたが、今年は上尾直毅さんが参加して下さり、自慢のミュゼットでも大活躍、変化に富んだ楽しいプログラムになりました。
息子清治が今年も出演し、ファミリーそろってのコンサートがだいぶできるようになりました。彼は、今平尾リコーダー製作のジュニアとして修行中です。ルネサンスリコーダーはすでに数本作りましたが、バロックリコーダーはただ今一本目を製作中。どんな音が出るか、楽しみです。我々のころとちがい、環境が良すぎて、ハングリーではないところが心配でしたが、最近演奏のほうも本気になりつつあるようです。良い楽器を作るためにも音楽性を磨いて欲しいと思っています。
今回最後に演奏したマレのトリオは、Plainteという音楽的にとても難しい終楽章でしたが、4人の奏者がひとつになれて、いい感じの仕上がりになりました。
スタジオ・エルミタージュの主催者であるオーナー辰野洋介さんは、主人の中学の同級生、悪友で、打ち上げでは、昔の悪行の数々がたくさん暴露され、若い者達を唖然とさせていました。
スタジオ・エルミタージュは、いつもはアンティークショップで、素敵な食器、家具調度品が並んでいます。シャンデリアも美しく、サロン・コンサートにぴったりということで、最近は、たくさんの演奏家がコンサートを開いていらっしゃいます。
http://www.st-hermitage.com/salon.html
このコンサート、毎年恒例になるようですので、皆様、是非来年、”師走のひと休み”におでかけ下さいませ。写真はリハーサル風景。

ナルボンヌでの仕事を終えたあと、7月5日ミラノで主人山岡重治と待ち合わせ、念願のシチリア旅行の前夜祭、友人のミケーレ・ベヌッツィ、太田光子夫妻も空港まで迎えに来てくれて、ミケーレのご両親宅でバーベキューパーティーをして下さいました。ついにヴァカンスに突入です。
シチリアに飛ぶ日の午前中、ミラノのガンバ製作者のPierre Bohrさんを尋ねました。広々としたアトリエに沢山の作りかけのガンバが吊ってありました。中にはバスタルダも。
私は昔からイタリアが大好きで、スイスに留学中も休暇になると必ずと言っていいほどイタリアに行っていました。どこが好きかって、太陽、文化遺産、アート、海、田舎そしてもちろん料理も! でもなぜかイタリア語を本格的に習うことはありませんでした。ところが、4年前、一念発起してNOVAのお茶の間留学を始めました。いつでも受けたいときにレッスンを家で受けられるので、私のようなものにはぴったりです。この歳になって始めた外国語ですから、なかなか覚えるのは大変ですが、とても楽しいし何より気分転換になります。去年1年間はイタリア語で毎日日記も書きました。最近はサボっていますが・・・。イタリアは随分まわりましたが、まだ行っていなかったのが、シチリア島です。いつかは行ってみたいと夢に見ていたシチリアでした。
主人は若い頃から車の運転が大好きで、方向感覚が動物的にいいんです。一度訪れたところは必ず行けるし、街も一日歩けば地図いらずです。私とは正反対。主人もシチリアには行ってみたいと言っていたし、レンタカーでまわるなら大賛成、ということで、首都パレルモの空港で即レンタカーを借りました。愛車はフィアットのプント。小さくて小回りのきく、彼に言わせると、ディーゼルなのに馬力があり、抜群の走行安定性とか。
500枚近く撮った写真の中からピックアップした写真をご紹介しましょう。
パレルモ地元のレストランで。アンティパストの盛り合わせ カポナータ・シチリアーナ、ひよこ豆の粉を練って揚げたもの、ブルスケッタ
断面がS字型のパスタ。
パレルモ出身の彫刻家セルポッタによる漆喰の大変珍しいサンタ・チータ祈祷堂。
パレルモ近郊、丘の上のモンレアーレにあるドゥオーモの内部、美しいモザイク。聖書の物語が描かれている。1174年作とか。
その天井。
ちょうど結婚式があり、可愛いバンビーナを発見。
あんまり暑いので、いちごのグラニータ(ソルベ)を頼んだら、あんまり多くて全部は食べ切れませんでした。
ドゥオーモに併設された回廊付きキオストロ(中庭)。モザイクの柱がとってもきれいでした。
パレルモ名物、アランチーナ(中にラグーなどが入ったライスコロッケ)。一個でおなかいっぱい。
アグリジェントのギリシャ神殿。シチリアにはたくさんの古代ギリシャ遺跡がありました。
陶器の街、カルタジローネの大階段。 142段あり、上がりの部分は一枚一枚手書きのタイルで埋めつくされている。
階段のタイル部分のアップ。中には楽器を弾いている絵も。
大階段そばのB&B(Tre metri sopra il cielo)のテラス。
ピアッツァ・アルメリア 古代ローマの別荘あと。モザイクの修復をする若者達。
エオリア諸島リパリのドゥオーモのオルガン(1768年)。残念ながら鳴りません。
リパリのレストラン、フィリッピーノ(フィリップ君)。カジキマグロとナスのフェットチーニ。ブォニッシモでした。
魚屋さん。大きなカジキマクロは輪切りで売っています。
キッチン付きのレジデンツァ(長期滞在型ホテル)で作った夕食の一品、ヴォンゴレ。
チェファルちかくの海。高速道路から。
オリーブの実。
チェファル近くの小さな街、カステルブォーノのアグリトゥーリズモ。周りはオリーブの木ばかりでした。
シチリア名産のナス。バレーボールぼどあります。
あ、ぬげちゃった! 坊やには内緒! チェファルの海で。
アグリトゥーリズモ、ベルギは、ずっと滞在していたくなるような素敵なところでした。夕食に出る野菜や朝食の赤いオレンジマーマレード、蜂蜜など、自家製ばかりでした。
14世紀ごろのシチリア絵画の一部。フィーデル、オルガン、リコーダー、ハープ、リュート。(シチリア州立美術館)
パレルモ、ノルマンディ様式のマルトラーナ礼拝堂(左)とイスラム様式のサン・カタルド教会(右)。
シチリア最後の日に食べた昼食。パレルモの料理がずらり。
日本では見ることのない アーモンドの生。
巨大オリーブ 1キロ8ユーロなり。
なんだか、こうしてみると食べ物が多くて恥ずかしいですが、本当にシチリアの食はおいしかったです。それにしても、汗などかいたことがわからないほど空気は乾燥していて、あちこちに山火事のあとが見られたのは、ちょっとびっくりでした。道路にはみ出た半分焼けこげた老木など、かわいそうな状態でした。今ギリシャでも山火事が悲惨な状態のようで、放火も多いらしく、本当に残念なことです。水不足
も深刻なようで、ホテルにも節水のお願いが張り出されていました。日本人でさえサングラスなしでは目を開けていられないほどきつい太陽で、日焼け止めクリームを塗り続けたにもかかわらず、随分日焼けしまいました。でも冷え性の私にはちょっと元気になれたような気がします。
シチリアは、古代よりカルタゴ、ギリシャ、スペイン、フランス、ノルマンディ、イスラム等々多くの国々の植民地下にあったため、たくさんの文化が混在していて、イタリア本土にはみられないおもしろさがありました。
シチリアは思っていたより大きな島でした。10日あれば十分かと思っていましたが、どこの街も立ち去るときは後ろ髪を引かれるような思いがしました。まだ休暇期間の初めだったせいか、結構どこもすいていて、日本人には不思議なほど誰にも会いませんでした。
今年7月1日から4日まで、南フランスのナルボンヌ近くのフォンフロワ(Fontfroide)の修道院で、第2回古楽フェスティヴァルが開かれました。ジョルディ・サヴァルの企画するコンサートが、一日に2回づつ行われました。
ほとんど彼のファミリーのフェスティヴァルといった趣で、ジョルディをはじめ娘のアリアンナや息子のフェランのリサイタル、ガンバコンソートなど、サヴァル家のファンにとっては、見逃せない演目が連なっていました。
私は「サンフランシスコ・ザビエルのたどった東方への道」と題したコンサートで演奏するために、日本音楽の演奏家(能管、篠笛、尺八、琵琶)3人とともに当地へ向かいました。昨年12月にバルセロナで行われたコンサートと同じプログラムで、ザビエルのたどったスペイン、インド、日本、そして最後に上陸寸前で願いの叶わなかった中国の音楽をうまくミックスした興味深い内容のものです。
今回の旅行で撮った写真を少しご紹介します。
これは、世界遺産にもなっているナルボンヌちかくのカルカソンヌという街です。中世の街並みがそのまま残っていて、それはそれは美しいところでした。数年前のジャンヌ・ダルクの映画の撮影にも使われたそうです。
カルカソンヌにて。右から琵琶の田中之雄さん、能管と篠笛の鯉沼廣行さん、尺八の関一郎さん、そして鯉沼さんの奥様のすみ子さん。
フォンフロワの修道院の中庭。ラベンダーをはじめすべてが紫の花! さすがおふらんすです!
リハーサル風景(2枚)
ジョルディの息子フェランと。リサイタルでは、自慢の美声と仲間たちとのギターコラボレーションで聴衆を魅了していました。
娘アリアンナと鯉沼さん。 彼女のハープ弾き語りは、誰にもまねることのできない天性の美しさを備えています。
最後のパーティーで。ガンバのフィリップ・ピエルロと。
(ガンバ協会の会報に書いたその時の報告記事をこのあとに添付します。)
~フランシスコ・ザヴィエルのたどった東方への路~
昨年12月22日、バルセロナの「海の聖マリア教会」で行われたこのコンサートに、日本音楽の演奏家3人とともに参加した。ジョルディのこのコンサートの意図は、スペイン人ザヴィエルがインドに渡って、更に日本へ向かった経路をたどり、そこで奏でられていた音楽を綴るものであった。
彼からの依頼で当初は、今も残る長崎生月島の隠れキリシタンの方々のオラショをと考えたが、歴史的には大変面白いけれど、音楽会でもあり、かなりのご高齢とも聞いたので、これを断念。その時代の日本の武士、庶民、僧の音楽を紹介することにした。能管と篠笛の鯉沼広行さん、琵琶の田中之雄さん、尺八の関一郎さんというそうそうたるメンバーをお連れすることができた。
コンサートの前に、バルセロナの近郊、カルドーナという街のお城にある礼拝堂で録音が行われた。大変景色の良い丘の上のこのお城は新しく改装されて、中に4つ星のホテルとレストランもある。ちょうどクリスマスシーズンで清楚な飾り付けも美しかった。この日は日本音楽の録音だけ行われたので、私の仕事は通訳だけだったが、録音の行われた礼拝堂は、私が今まで知る中で最高に響きがよかった。ジョルディたちはいつもここで録音しているそうで、本当にうらやましい。天井が高く適度な広さ、とても分厚い柱も響きに関係しているのだろう。しばらくヴァカンスを過ごしたくなるような環境、おいしい食事、そして素晴らしい客室だったが、残念ながら仕事が終わるやバルセロナに帰った。
次の日は、コンセルヴァトヮールでリハーサルが行われた。総勢24人。歌がモンセラート・フィギュエラスとアリアンナ・サヴァル、パスカル・ベルタンら(ラ・カペラ・レアル・デ・カタルニァの面々)7人、フルートがピエール・アモン、コルネットがジャン・ピエール・カニヤック、ドルツィアンがホセ・ボラス、ガンバがジョルディ・サヴァル、セルジ・カサデムント、フィリップ・ピエルロ、私、オルガンがルカ・グリエルミ、パーカッションがペドロ・エステヴァン、それにサックバットが2人、プサルテリウム、ビウエラ。アリアンナはハープも。インド音楽はサロドをケン・ツッカーマンが担当した。久方ぶりにいろいろな国々から集まったメンバーという感じで、「やー、久しぶり、元気かい?」が、スペイン語、カタロニア語、フランス語、イタリア語、英語で飛び交う。私も懐かしい人たちに会った。特にコルネットのジャンピエールは20年ぶり?の再会。フィリップとは、二人とも20代の時、ミュンヘンで一緒にバロック・オペラの仕事して以来だ。初めてあった人でも、主人山岡のリコーダーを注文してくれた人、共通の知人を持つ人などいろいろ繋がっていて、とてもなごやかだった。
エスペリオンのリハーサルは、いつものことながら中身を把握しているのはジョルディだけだ。前の日にホテルに届いた楽譜を前に、一曲ごとにこの曲は何回繰り返し、一回目は誰それ二回目は誰それなど、ジョルディが指示する。みんなはそれを鉛筆で書き込む。そして音出しは殆どの曲が一回のみだ。難しい曲はないけれど、知らない曲だと2回ぐらいはやってほしいなぁ、と思いながらも、時間はどんどん過ぎていく。みんなに伝えるときは、だいたいスペイン語とフランス語だ。だから理解できなかったときは周りの人に尋ねたり、ジョルディに直接訊きに行ったりする。彼は個人的に話すときは、相手によっていろいろな言語になる。私とは2年前からイタリア語でしゃべってくれるが、音楽的な注文になると、突然無意識にドイツ語になってしまう。はは~ん、またバーゼル時代の師弟関係にスリップしているな!
当日の会場練習で、やっと流れがわかってきた。でも名手揃いとはいえ、たったこれだけのリハーサルだけでちゃんと本番がスムーズにいくのだろうか。たまにしかエスペリオンに参加しない私は、内心とてもひやひやしていた。なにしろ拍手なしに続くプログラムだから、「間」が大切なのだ。
プログラムは次のように区分けされていた。
1.Ad Processionem
2.Ad Vesperas
3.Ad Matutinum
4.Oratio
5.Invocationem
6.Celebrationem
7.Oraculum
第一曲はエスペリオンによるCum Autem。それが終わると、客席後ろから歩きながら、羽織袴の鯉沼さんが、篠笛で登場。し~んと静まりかえった教会に響き渡る日本の笛、会場にいる者全員が耳を澄ませて聴き入った。そしてChristus Natus est nobis Venite, exuitemus Domino の合唱。次にインド、ゴアの音楽(インドの服であぐらをかいて演奏された)。このようにスペイン音楽と日本音楽とインド音楽が繋がりよく交互に並んでいた。
後半のはじめは、隠れキリシタンのオラショでも知られる O gloriosa domina が演奏された。前半ではそれぞれの音楽は個別に演奏されていたが、この曲にきて全ての楽器によるセッションが行われた。実は前日まで予定されていなかったのだが、急遽尺八と琵琶によるインプロヴィゼーションが挿入されたのだった。和楽器での O gloriosa domina。もしかしたら450年前に弾かれたかもしれない。ぞくぞくするほど素晴らしかった。ジョルディ達も大喜びだった。
コンサートの最後は、El cant de la Sibil・la。 管楽器によるファンファーレに続き、モンセラートの歌とバストラヴェルソとプサルテリウム、そして声楽アンサンブル、ガンバアンサンブルが交替で応答する。祭壇の上に作られた舞台からだけでなく、聴衆には見えない祭壇の裏側、バルコニーなど、教会中のあちこちから聞こえる。その荘厳な音楽は、苦労して東方へ向かったザヴィエルをたたえるコンサートの最後にふさわしいものであった。ジョルディのアイデア、演出力には脱帽であった。それは彼の絶えることのない向学心とファンタジーの賜である。1300人のスタンディングオーヴェーションというのも初めて体験した。
コンサートの翌日、日本音楽演奏家たちと私は、マドリッドへ向かった。プラド美術館の絵画のすばらしさには感動した。そして次の日、念願のオルティスの故郷トレドを訪れた。16世紀のまま止まってしまったような小さな街、ひょっこりオルティスが街角から出てきそうな錯覚を覚えた。ナポリに赴任しても自分がトレド出身であることを常に誇りに思い、郷愁に駆られていただろうと想像した。
残念ながら、オルティスの生家や足跡は何もわかっていないのだが、散歩していて偶然、市立音楽院 ”Diego Ortiz”という小さな建物を見つけた。今のトレドの人たちは、彼がヴィオラ・ダ・ガンバの名手であったことを知っているだろうか? そう願う気持ちでいっぱいになった。
写真提供 鯉沼廣行氏
8月22日から25日まで、つくば、ゆかりの森、あかまつで、アンサンブル合宿を行いました。

今年で7回目になります。
講師はリコーダーの本村睦幸さんとチェンバロの上尾直毅さんと私です。スタッフとして大活躍して下さるのは長谷川敦子さん、チェンバロを運んで貸して下さり、恒例のバーベキューではサンマ焼きのスペシャリストに早変わりするのは、製作家の横田誠三さんです。そして大家族の母のごとく朝ご飯などのお世話をしてくださるのは、森田彰子さん。彼らの先導のもと、受講生のみなさんが積極的にお手伝いして下さり、好意の結晶で成り立っているので、私たちは講習会ではなく、合宿と呼んでいます。
グループ参加、個人参加さまざまですが、この合宿では、9つのグループを作り、ルネサンスとバロックのアンサンブル曲を、3人の講師が異なる見方、感性でレッスンします。30人限定なので初めての人たちもすぐに顔や名前を覚えてしまうようです。

講師コンサートに始まり、午前3時間と午後3時間のレッスンがあって、晩にはルネサンスやバロックの簡単なダンスをみんなで踊ったり、興味深い講演会もあり、かなり中身の濃い内容になっていますが、必ず一度はバーベキュー大会があり、夜はもちろん宴会、と楽しいおしゃべりの時間もたくさん組み込まれています。



今年は、よく練習して来られた受講生が多くて、総じていいレッスンになりました。最後の発表会も聴き応えのある曲が多かったです。通奏低音のアシスタントとして参加して下さったリュートの坂本龍右くんも、3つのグループの通奏低音とインタヴォラトゥーラに関するミニ講演で大活躍でした。


間際になって韓国から2人の受講生がエントリーなさいましたが、言葉の壁は心配したほどでなく、スムーズにアンサンブルに入っていらっしゃいました。写真を取り合ったりアドレスを交換したりと、うち解けて下さったようでよかったです。


2日目のお昼休みには、地域の障害を持つお子さん達のために、ミニコンサートをさせていただく機会がありました。初めてのバロック音楽ににこにこして聴いて下さったのには、とても嬉しかったです。今後このような地域との交流がもっと増えるといいなと思いました。それにしてもボランティアの方々の献身的なお世話には頭が下がりました。
この合宿は、毎年6月から応募受付しています。リピーターのかたもたくさんいらっしゃいますが、初めてのかたも大歓迎です。グループ参加のほうが有り難いですが、個人参加でも、できるだけレベルに合わせて組み合わせを決めるようにしています。30人しか受け付けないので早めに応募していただいたほうがよいと思います。
古楽器のアンサンブルならガンバ、リコーダー、チェンバロ、トラヴェルソ、リュート、ヴァイオリン、チェロ等々、なんでもOKです。好きな楽器を持って、8月の後半、つくばにいらっしゃいませんか?
日程、応募要項は追ってお知らせします。
写真提供 武藤哲也氏
7月24日から28日まで韓国の春川(チュンチョン)古楽フェスティヴァルに行ってきました。チュンチョンは、韓国の北部にある都市で、冬のソナタのロケ地として有名になったところです。このフェスティヴァルは、今年で2回目で、去年に引き続き、主人の山岡重治が講師の一人としてマスターコースのレッスンを担当しました。
韓国はここ数年リコーダーが爆発的に盛んになってきていて、特に若い学生がたくさんいます。レベルもとても高いです。日本からは早崎さんも講師としていらしていました。彼の韓国語には感心しました!
リコーダーが中心の講習会ですが、今年はガンバの受講生も2人いたので、私も演奏会の他にレッスンもすることになりました。リコーダー以外の古楽器については、まだ人数も少ないですが、好奇心、向上心旺盛な若い古楽器奏者のようすは、日本の35年前くらいの感じで、とても懐かしい感じがしました。
コンサートは、山岡のリコーダーと金子浩さんのリュートと私のガンバで演奏しました。韓国のお客さんは拍手がはんぱでなく、日本人より感情を表に出すんですね。
コンピューターに疎い私には、無理、と思っていたホームページを立ち上げることになりました。友人の宮崎さんご夫婦に感謝!
これからいろいろな情報やお話、写真などを掲載していきたいと思います。
どうぞ皆様、ときどき覗いて下さいね。
平尾雅子